施設・設備

1.循環・廃棄物研究棟

(写真)循環・廃棄物研究棟

循環・廃棄物研究棟は、廃棄物の発生抑制、資源化や適正処理、リスク制御等に関する研究を総合的に推進するために、2002年3月に完成した施設であり、有機性廃棄物の資源化プラント、熱処理試験プラント、埋立模擬実験プラントなど各種プラント実験設備や、物理・化学・生物学的分析に必要な最新の分析機器等が整備されています。国立環境研究所は、本研究棟を拠点とし、循環型社会の実現を支援するための研究に積極的に取り組んでいます。

構造 鉄筋コンクリート3階建て
延床面積 約4,200m2
竣工 2002年3月
主要設備 【1階】 資源化プラント実験室、熱処理プラント実験室、最終処分プラント実験室 等
【2階】 循環資源分析室、物理化学恒温実験室、微量分析室、バイオクリーンルーム 等
【3階】 研究員居室、会議室 等

2.その他の研究施設

(写真)の他の研究施設

資源循環領域の研究は、循環・廃棄物研究棟の実験室内だけで行われているわけではありません。環境研究のためには現場に出て、実際に起きている現象を観察することや、人工的な特殊環境の下で大量の実試料を用いて実証的に実験を行うことなどが必要となります。たとえば、最終処分場の研究を実証サイトで行ったり、温度等を一定の条件にして液状廃棄物の処理技術の開発などに取り組んでいます。また、実態解明のためのさまざまなヒアリング調査なども随時行っています。