最終更新日:2024/3/5(公開日:2023/12/4)

国立環境研究所シンポジウム
「プラスチック汚染とは何か ~プラスチック条約に関する論点整理~」

開催概要

日時 2024年1月19日(金)13:00~17:00 終了しました
場所 全日通霞が関ビル 8F大会議室B
(〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-3号:http://www.neu.or.jp/html/map/
主催 国立環境研究所 プラスチック資源循環 連携研究グループ
共催 国立環境研究所 物質フロー革新研究プログラム
(PJ2:物質フローの転換と調和する化学物質・環境汚染物質管理手法の開発)
定員 200名
参加費 無料

開催趣旨

2022年3月に開催された第5回 国連環境総会再開セッションにおいて,「プラスチック汚染を終わらせる: 法的拘束力のある国際約束に向けて」が採択され,プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(プラスチック条約)の策定に向けた 政府間交渉委員会(INC)の設置が決定されました。そして,同11月の第1回の交渉委員会(INC-1)から2024年の秋に予定されている第5回(INC-5)までに,条約の策定作業の完了を目指すこととされました。2023年9月には条約の事務局案(ゼロドラフト)が提示され,同11月に開催された第3回(INC-3)ではゼロドラフトをもとに各国の提案を盛り込んだ条文案について議論されました。

本シンポジウムでは,国立環境研究所の「プラスチック資源循環 連携研究グループ」および「物質フロー革新研究プログラム」のメンバーに加え,プラスチック条約に関する議論に詳しい専門家をお招きして,プラスチック汚染とは何か,条約の交渉における論点について,化学物質や海洋ごみ,資源循環など様々な側面から講演いただきます。総合討論では,プラスチック問題の複雑な構造について解き明かし,それらの解決に対して科学が果たすべき役割について,パネリストの方々と議論します。

プログラム

(講演題目はいずれも仮題)
時間 プログラム
13:00~
【趣旨説明】
プラスチック資源循環 連携研究グループ長 中谷隼
13:10~
【第1部】プラスチック条約を取り巻く社会的背景と政策的動向
  1. プラスチック条約の策定に向けた国際的な議論の潮流
    みずほリサーチ&テクノロジーズ 谷口友莉 氏
  2. プラスチック条約に向けた日本政府の対応
    環境省 水・大気環境局
    経済産業省 製造産業局
  3. 欧州におけるプラスチック問題の議論の趨勢
    地球環境戦略研究機関(IGES) 粟生木千佳 氏
14:40~
【第2部】国立環境研究所におけるプラスチック汚染に関わる研究事例
  1. プラスチックの海洋流出の実態
    資源循環領域 資源循環基盤技術研究室 鈴木剛
  2. プラスチック資源循環への化学物質の影響
    資源循環領域 資源循環社会システム研究室 小口正弘
  3. プラスチック汚染に対するEPRの役割
    資源循環領域 資源循環社会システム研究室 田崎智宏
  4. その他,連携研究グループ/物質フロー革新研究プログラムのメンバーから講演(予定)
16:20~
【第3部】総合討論
テーマ
プラスチック汚染の問題における日本の立場と科学の役割
パネリスト
講演者(環境省,経済産業省,粟生木氏,谷口氏,鈴木,小口,田崎)
モデレータ
連携研究グループ長 中谷

参加申込

参加希望の方は、下記URLの参加申込フォームより必要事項を記載の上、1月17日(水)17:00までにお申込みください。

申込者数が定員に達したため、お申し込み受付を終了いたしました。

シンポジウムに関する問合せ

国立環境研究所 プラスチック資源循環 連携研究グループ
E-mail: plastic(末尾に@nies.go.jpをつけてください。)