一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム

ページ作成日:2019年10月1日
DOI:10.17595/20200128.001

日本の一般廃棄物処理実態調査は1970年代から長年調査されてきた世界的にみても貴重な廃棄物統計データであり、その有効な活用が期待されます。国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センターでは、その調査結果をアーカイブデータとして整備し、「一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム」として公開します。

1.閲覧システム

本閲覧システムは、約半世紀(1971~2016年度)にわたる一般廃棄物処理実態調査のデータを閲覧するものです。都道府県、市町村別に長期データの閲覧が可能であるだけでなく、人口規模別にデータを閲覧できるようにしました。一般廃棄物処理実態調査のデータは1998年度前後で大きく項目が変わっていることから、本閲覧システムではそれらのデータを接合して表示する機能を有しています。

本閲覧システムの初期設定(デフォルト)では、下記のデータならびに一人一日あたりの値を表ならびにグラフで閲覧できます。4000以上あるその他のデータの閲覧も設定を行えば可能です。ただし、災害廃棄物関係ならびに施設整備状況のデータについては、今回の公開対象には含まれていません。

  • ごみ総排出量
  • ごみ総資源化量
  • ごみ集団回収量
  • ごみ最終処分量
  • ごみ直接最終処分量
  • ごみ経費(歳入)
  • 浄化槽人口
  • し尿処理量
  • し尿経費(歳入)
  • 廃棄物処理事業人員(市町村)
操作画面
<閲覧システムの使い方>
上のZIPファイルをダウンロードして解凍してください(本システムの全体容量は、約340MB)。その上で、「一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム(VerX.XX).xlsb」というファイルを実行してください。詳しくは、上記マニュアルを参照ください。
<閲覧システムの動作環境>
本システムは、Microsoft社Excel上でマクロを使用して動作します。Excel2010(バージョン14、OSはWindows 10(64ビット))で動作確認をしています。

2.閲覧システムの簡易版と主要データファイル

本閲覧システムは、大量のデータとMicrosoft Excelのマクロを使用しており、やや専門家向けの内容となっています。そこで、マクロなしの簡易閲覧システムと、上記の主要データ(デフォルトで閲覧できるデータ)のみのファイルも提供いたします。下記のファイルをダウンロードください。ただし、簡易版は下記の主要なデータ項目しか閲覧できません。

  • ごみ総排出量
  • ごみ総資源化量
  • ごみ集団回収量
  • ごみ最終処分量
  • ごみ直接最終処分量
  • ごみ経費(歳入)
  • 浄化槽人口
  • し尿処理量
  • し尿経費(歳入)
  • 廃棄物処理事業人員(市町村)

3.推奨引用について

例えば、次のように引用ください。
国立環境研究所、一般廃棄物長期時系列データ閲覧システム、 http://www-cycle.nies.go.jp/jp/db/file01/page01.html (○○年○○月○○日アクセス) DOI:10.17595/20200128.001
データの利用規約等は、DOIランディングページをご参照ください。
リンク先:http://doi.org/10.17595/20200128.001

4.参考情報

本閲覧システムに格納したアーカイブデータの元となった報告書等については、下記のページで公開をしています。また、関連する学会等での発表は下記のとおりです。

  • 調査報告書等アーカイブのページ
  • 田崎智宏、河井紘輔、稲葉陸太(2020)約半世紀の一般廃棄物実態調査データのアーカイブ化と広域化情報の整備.第41回全国都市清掃研究・事例発表会講演論文集、pp.7~9.
  • 田崎智宏、河井紘輔、立尾浩一 (2020) 約半世紀の一般廃棄物実態調査データのアーカイブ化. 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集, pp. 21-22.

5.本閲覧システムの作成者

国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター
一般財団法人 日本環境衛生センター

6.問い合わせ先

国立研究開発法人国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター
e-mail: J-Waste-DB_info(末尾に@nies.go.jpをつけてください)

なお、個々の調査データについての質問には回答いたしません。閲覧システムおよび二次情報としてデータ整備を行ったことについてのみ回答させていただきますこと、ご承知おきください。