公開日:2025/12/5

国立環境研究所 プラスチック資源循環連携研究グループ シンポジウム
「プラスチック汚染の解決に向けて 〜条約の最新動向と科学の役割〜」

日時 2026年1月16日(金)13:00〜17:00
場所
  • ビジョンセンター田町 5F Vision Hall
    (〒108-0014 東京都港区芝5-31-19 ラウンドクロス田町 https://www.visioncenter.jp/tamachi/access/
  • オンライン配信(Zoomウェビナーを予定)
主催 国立環境研究所 プラスチック資源循環連携研究グループ
定員 200名
参加費 無料
参加申込方法 以下の入力フォームにご記入ください
参加申込締切 2026年1月14日(水)17:00

開催趣旨

2022年の第5回国連環境総会再開セッションにおいて設置が決定された,プラスチック汚染に関する法的拘束力のある国際文書(プラスチック条約)の策定に向けた政府間交渉委員会(INC)は,同年11月の第1回の交渉委員会(INC-1)から2024年11~12月の第5回(INC-5)までに,条約の策定作業の完了が目指されていました。2023年9月には条約の事務局案(ゼロドラフト)が提示され,プラスチック条約に含まれうる問題が整理されました。しかし,依然として各国の主張には大きな隔たりがあり,2025年8月のINC-5.2においても合意には至りませんでした。その背景には,各国の利害関係や政治的な要因に加え,プラスチック汚染が包含する様々な問題に対して,各国の置かれた社会環境のもとで,どういった対策や技術が有効で必要とされるか,問題構造が十分に解明されていないことも要因であると考えられます。

本シンポジウムでは,国立環境研究所の「プラスチック資源循環連携研究グループ」のメンバーに加え,政府の立場からプラスチック条約の交渉に携わってきた方々,プラスチック汚染に関わる研究に従事してきた専門家をお招きして,ご講演いただきます。講演を通してプラスチック条約の交渉の最新動向およびプラスチック汚染の問題解決に資する研究の状況について共有し,総合討論ではプラスチック汚染の問題構造の解明と問題解決に向けた科学の役割について議論します。

プログラム

時間 プログラム
13:00~
【趣旨説明】
  • プラスチック資源循環連携研究グループ長 中谷隼
13:10~
【第1部】 プラスチック条約の交渉に関する政策的な動向
  • エックス都市研究所 盛中祐貴 氏
  • 環境省 水・大気環境局海洋環境課 長谷代子 氏
  • 経済産業省 資源循環経済課 高橋幸二 氏
  • 地球環境戦略研究機関 粟生木千佳 氏
14:20~
【第2部】 プラスチック汚染の問題解決に資する研究の紹介
  • 国立環境研究所 資源循環領域 鈴木剛
  • 産業技術総合研究所 ネイチャーポジティブ技術実装研究センター 内藤航 氏
  • 中央大学 佐々木創 氏
  • その他、連携研究グループのメンバーから講演(予定)
15:50~
【第3部】 総合討論
  • テーマ:プラスチック汚染の問題解決に向けた科学の役割
  • パネリスト:講演者(環境省、経済産業省、内藤氏、佐々木氏、粟生木氏、鈴木)
  • モデレータ:連携研究グループ長 中谷
16:50~
【閉会挨拶】
  • 国立環境研究所 資源循環領域 寺園淳
17:00 閉会

※プログラムの時間割等は変更になる可能性があります。

参加申込

参加希望の方は、下記URLの参加申込フォームより必要事項を記載の上、2026年1月14日(水)17:00 までにお申込みください。

参加申込フォームには、総合討論の参考とするためのアンケートを用意しておりますので、ご回答にご協力ください。

参加申込フォーム(登録締め切り:2026年1月14日(水)17:00)

シンポジウムに関する問合せ

国立環境研究所 プラスチック資源循環連携研究グループ
E-mail: plastic2026(末尾に@nies.go.jpをつけてください。)