循環・廃棄物の豆知識
2017年10月号

SDGs(エスディージーズ)とは

吉田 綾

SDGs(エスディージーズ)という言葉がいろいろなところで聞かれるようになりました。持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択された、2016年から2030年までに途上国のみならず先進国や新興国も含めた全ての国、全ての人が取り組むべき目標です。SDGsには17の目標と、それぞれの目標により具体的な169のターゲットが掲げられています。これらは、貧困に終止符を打ち、不平等と闘い、気候変動に対処し、誰ひとり取り残さないようにするための道筋(ロードマップ)を示していると言えます。

持続可能な開発には、経済、社会、環境の3つの側面のバランスをとることが必要です。近年の格差の拡大や環境問題は様々な問題が複雑に絡み合っており、1つの方面からだけでは問題を根本的に解決することは困難です。例えば、インフォーマルリサイクルのような環境問題には、不適正な廃棄物処理という問題だけでなく貧困や経済構造、教育などの要因も影響しています。問題のつながりや相互関係を考え、問題の根本原因を突き止め、長期的な解決先を生み出すことが求められていますが、それにはこれまでと違った発想やアプローチが必要です。多くの機関や関係者がパートナーシップを築いて専門知識を共有し、共に取り組むことが肝心です。現在さまざまな地域、企業・団体・機関でSDGsに関する活動や取り組みが進められている背景にはこのような考えや期待があると言えるでしょう。

<もっと専門的に知りたい人は>
  1. 「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(外務省仮約)(17のゴールと169のターゲットはp14~28)
<関連する調査・研究>
第4期中長期計画
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