- 我が国では、循環型社会形成推進基本法など循環型社会の構築に向けた法制度の整備が進む中、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取組を積極的に進めることが求められています。
3Rの推進にあたっては、廃棄物の処理・リサイクル技術の活用が必要不可欠ですが、その際には総合的に判断して環境影響の最も小さくなる技術を選択することが重要となります。
- このための手法として、製品等のライフサイクル全体にわたる環境負荷を定量的に評価するライフサイクルアセスメント(LCA)がありますが、LCAの実施にあたって必要となる環境負荷等のデータ(ライフサイクルインベントリーデータ:LCIデータ)のうち、特に廃棄物処理・リサイクルプロセスについては、分野が非常に広範であること、静脈部門の物質やエネルギーのフロー自体が不明確であること等の理由から、体系的なデータの整備が十分に進んでいないのが実状です。
- このため、独立行政法人国立環境研究所 循環型社会形成推進・廃棄物研究センターでは、LCA研究に活用可能な廃棄物処理・リサイクルプロセスに係るLCIデータの収集・整理を目的として、平成13年度から17年度にかけて「廃棄物処理・リサイクルプロセスに係るライフサイクルインベントリーデータの調査」を実施してきました。
- 同調査では、主に廃プラスチックのリサイクルをとりあげ、既存調査の分析やリサイクル関連事業者へのヒアリング調査等を実施し、LCAに必要なデータやプロセス関連情報等を収集・整理してきました。
- 本サイトは、上記調査業務において収集・整理した廃プラスチックの処理・リサイクルプロセス関連情報に関し、調査研究や政策策定等において有効に活用してもらうことを目的として、公開するものです。
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- 本サイトは「プラスチックのマテリアルフロー」と「プラスチックの処理・リサイクル技術」から構成されています。
プラスチックのマテリアルフロー |
- 「プラスチックのマテリアルフロー」では、プラスチックの生産から使用、廃棄、処理・リサイクルまでのフローに関する情報を樹脂別、用途別に整理しています。
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プラスチック(PETボトルを除く)の処理・リサイクル技術 |
- 「プラスチック(PETボトルを除く)の処理・リサイクル技術」では、プラスチック(PETボトルを除く)の各種処理・リサイクル技術をとりあげ、当該技術の概要と施設の立地状況について整理しています。
また、一部の施設については、ヒアリング調査に基づく詳細情報(プロセスフロー等)を掲載しています。
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