研究発表情報

第3期中期期間の受賞一覧

受賞者 賞の名称 授賞機関 受賞日 詳細
稲葉 陸太 奨励賞 社団法人廃棄物資源循環学会 2017年6月2日 51
大塚 康治 平成28年度NIES賞 国立研究開発法人 国立環境研究所 2017年3月16日 50
久保田 利恵子, 石垣 智基 Exellent Research Award in 4th 3RINCs Ministry of Petroleum & Natural Gas, Government of India 2017年3月10日 49
藤原 大 優秀ポスター賞 一般社団法人廃棄物資源循環学会関東支部 2016年11月25日 48
徐 開欽 日本水処理生物学会賞 日本水処理生物学会 2016年11月11日 47
中島 謙一, 南齋 規介, 高柳 航 People The 12th Biennial International Conference on Ecobalance Organizing Committee 2016年10月6日 46
中島 謙一 The Outstanding Poster Award The 12th Biennial International Conference on Ecobalance Organizing Committee 2016年10月6日 45
山田 一夫 2016年日本コンクリート工学会賞(論文賞) 公益社団法人日本コンクリート工学会 2016年6月20日 44
肴倉 宏史 特別功労賞 一般社団法人石膏ボード工業会 2016年6月3日 43
石垣 智基,落合 知 Exellent Research Award in Third 3RINCs Institute of Strategy and Policy on Natural Resources and Environment 2016年3月10日 42
徐 開欽 第18回日本水処理生物学会論文賞 日本水処理生物学会 2015年11月12日 41
南齋 規介 三井物産環境基金10周年記念 研究助成成果表彰 優秀賞 三井物産株式会社 2015年10月15日 40
多島 良 学術奨励賞 日本自然災害学会 2015年9月25日 39
蛯江 美孝, 小林 拓朗 平成26年 年間優秀論文賞(メタウォーター賞) (公社)日本水環境学会 2015年9月14日 38
松神 秀徳, 鈴木 剛, 鑪迫 典久, 滝上 英孝 第24回環境化学討論会 優秀学生賞(博士課程) 一般社団法人日本環境化学会 2015年6月26日 37
多島 良, 大迫 政浩, 田崎 智宏 廃棄物資源循環学会論文賞 廃棄物資源循環学会 2015年5月28日 36
石垣 智基 廃棄物資源循環学会奨励賞 廃棄物資源循環学会 2015年5月28日 35
南齋 規介 平成26年度NIES賞 国立研究開発法人国立環境研究所 2015年3月16日 34
梶原 夏子, 滝上 英孝 平成25年室内環境学会学術大会大会長奨励賞(口頭発表) 一般社団法人室内環境学会 2014年12月5日 33
佐野 和美 日本リスク研究学会 大会優秀発表賞 日本リスク研究学会  2014年11月30日 32
尾形 有香 Presentation Award for Young Researchers IWA the international water association 2014年11月26日 31
多島 良, 平山 修久, 大迫 政浩 学術発表優秀賞 日本自然災害学会 2014年9月24日 30
山田 一夫 土木学会吉田賞 公益社団法人土木学会 2014年6月13日 29
石垣 智基, 佐藤 昌宏, 石森 洋行, 遠藤 和人, 山田 正人 Award for Excellent Poster Presentation Korea Society of Waste Management 2014年5月15日 28
山田 一夫 セメント協会論文賞 一般社団法人セメント協会 2014年5月14日 27
尾形 有香, 石垣 智基, 蛯江 美孝, 神保 有亮, 山田 正人 Excellent Research Award for Oral Presentation Japan Society of Material Cycles and Waste Management 2014年3月12日 26
重富 陽介 優秀ポスター発表賞 日本LCA学会 2014年3月6日 25
中島 謙一 奨励賞 日本LCA学会 2014年3月4日 24
小栗 朋子, 梶原 夏子, 松神 秀徳, 石垣 智基, 山田 正人, 滝上 英孝 優秀ポスター賞 廃棄物資源循環学会関東支部 2013年11月30日 23
多島 良 学術発表優秀賞 日本自然災害学会 2013年9月25日 22
田崎 智宏 環境科学会奨励賞 公益社団法人 環境科学会 2013年9月3日 21
小林 拓朗 平成24年度建設工学研究奨励賞 一般財団法人建設工学研究振興会 2013年6月10日 20
山田 一夫 第10回近藤・大門賞 近藤・大門賞選考委員会 2013年5月18日 19
中島 謙一 学術記念賞(西山記念賞) 一般社団法人日本鉄鋼協会 2013年3月27日 18
南齋 規介 平成24年度NIES賞 国立研究開発法人 国立環境研究所 2013年3月15日 17
吉田 綾 優秀ポスター発表奨励賞 国際開発学会 2012年12月1日 16
中島 謙一, 稲葉 陸太, 南齋 規介 The Gold Poster Award The 10th International Conference on EcoBalance Executive Committee 2012年11月23日 15
稲葉 陸太, 高田 光康, 多島 良, 滝上 英孝, 寺園 淳, 山本 貴士, 佐野 和美, 大迫 政浩 第23回廃棄物資源循環学会 優秀ポスター賞 廃棄物資源循環学会 2012年10月23日 14
小林 拓朗, 徐 開欽 平成23年度年間優秀論文賞(メタウォーター賞) 日本水環境学会 2012年9月10日 13
小林 拓朗, 徐 開欽 環境技術学会論文賞 環境技術学会 2012年9月3日 12
鈴木 剛, 染矢 雅之, 滝上 英孝 京都大学環境衛生工学研究会優秀プロジェクト賞 京都大学環境衛生工学研究会 2012年7月28日 11
滝上 英孝, 鈴木 剛 第19回環境化学論文賞 一般社団法人日本環境化学会 2012年7月12日 10
川本 克也 功績賞 一般社団法人 日本機械学会 2012年7月5日 9
遠藤 和人 平成23年度NIES賞 国立研究開発法人 国立環境研究所 2012年3月15日 8
大迫 政浩 平成23年度NIES賞 国立研究開発法人 国立環境研究所 2012年3月15日 7
南齋 規介 日本LCA学会第3回奨励賞 日本LCA学会 2012年3月7日 6
倉持 秀敏, 大迫 政浩 Best Paper Award 4th International Conference on Sustainable Energy and Envrionment 2012年2月29日 5
石垣 智基, 山田 正人 Award for Excelent Poster Presentation Korea Society of Waste Management 2011年11月3日 4
石垣 智基, 遠藤 和人, 山田 正人 第13回環境技術学会論文賞 環境技術学会 2011年9月5日 3
滝上 英孝 第20回環境化学学術賞 一般社団法人日本環境化学会 2011年7月17日 2
南齋 規介, 中島 謙一, 稲葉 陸太 Sir Richard Stone Prize International Input-Output Association (国際産業連関分析学会) 2011年6月16日 1

個別詳細

51 活動業績に対する賞
受賞者氏名 稲葉 陸太
賞の名称 奨励賞
授賞機関 社団法人廃棄物資源循環学会
受賞年月日 2017年6月2日
受賞対象 廃棄物資源循環分野に対する真摯な研究
ひとこと

この度、廃棄物資源循環学会から奨励賞をいただきましたことを大変光栄に存じます。「廃棄物資源循環分野に対する真摯な研究を高く評価」していただいたのが授賞理由です。つい先日、同学会論文誌に投稿した論文が受理・掲載されました。また、同学会の研究発表会においても継続的に口頭発表を行ってきました。さらに、同学会の学術研究委員を約5年間務めさせていただきました。他には環境省や地方自治体の廃棄物関連の審議会等にも参加しており、こういった活動を総合的に認めていただいたのではないかと考える一方、論文の投稿数など学術活動と社会貢献は十分とはいえないため、叱咤激励の意味も込めて授与いただいたものと考えています。私は、資源循環や廃棄物管理のシステムを研究対象としながら、定性的な側面と定量的な側面とを同時に考え、「地域」と「バイオマス」を大きな2軸として研究活動を進めていきたいと考えています。途上ではございますが、ここまで私が研究活動を続けて来られましたのも関係各位のご指導・ご支援のおかげです。今回の受賞を励みにして、これからもより一層精進し、廃棄物資源循環分野、そして社会全体に対して最大限貢献して参ります。

50 活動業績に対する賞
受賞者氏名 大塚 康治
賞の名称 平成28年度NIES賞
授賞機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
受賞年月日 2017年3月16日
受賞対象 福島支部立上げに係る各種準備作業及び放射能汚染廃棄物研究に係る研究調整
受賞理由

氏は、福島支部が入居する福島県環境創造センターの研究棟建設に係る各種調整等の準備作業を献身的に担当するとともに、環境創造センターにおける除染・廃棄物部門および環境創造部門の廃棄物関連の研究計画策定に係る福島県や日本原子力研究開発機構との各種調整に尽力され、資源循環・廃棄物研究センター内の研究推進チームの各種研究調整や環境省受託研究の事務的なマネジメントに献身的に取り組まれるなど、研究所の活動の発展に多大な貢献をした。

49 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 久保田 利恵子, 石垣 智基
賞の名称 Exellent Research Award in 4th 3RINCs
授賞機関 Ministry of Petroleum & Natural Gas, Government of India
受賞年月日 2017年3月10日
受賞対象 Legislation and policy drivers for energy recovery from waste of United Kingdom,4th 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management, Abstracts ,2017
ひとこと

英国の廃棄物由来固形燃料(RDF)の利用と欧州地域への輸出に関する政策・制度的研究に対して、4th3RInternationalScientificConferenceonMaterialCyclesandWasteManagement(3rincs)にてExcellentResearchAwardを頂きました。欧州連合による再生可能エネルギー利用を推し進めるエネルギー効率政策と、廃棄物の再利用を推し進めるサーキュラーエコノミー政策、並びにそれらを支える英国内の各制度がRDFの利用・輸出を推進的、中立的、後退的かを整理し、その上で、廃棄物削減目標を達成するためにはエネルギー政策との両輪による政策実施が必要であることを論じました。本研究実施にあたっては、環境省、所内外の方々のご協力、ご指導の下実現したものです。この場をお借りして心より感謝申し上げます。社会経済活動の変化に適応した、より環境に望ましい廃棄物管理を世界各国で推進するため、今後も調査研究に努力して参る所存です。

48 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 藤原 大
賞の名称 優秀ポスター賞
授賞機関 一般社団法人廃棄物資源循環学会関東支部
受賞年月日 2016年11月25日
受賞対象 除染廃棄物焼却時の放射性セシウムの挙動,廃棄物資源循環学会 平成28年度 関東支部講演会・研究発表会, なし ,2016
ひとこと

このたび、平成28年度廃棄物資源循環学会関東支部研究発表会において、「除染廃棄物焼却時の放射性セシウムの挙動」と題したポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞いたしました。福島県内で発生した除染廃棄物を焼却した際の、焼却残渣(焼却灰など)の放射性セシウムの濃度、溶出特性、焼却炉内での放射性セシウムの挙動について調査した内容が評価されました。事故から5年以上が経過していますが、福島県内では除染活動により発生した廃棄物が多く保管されており現在も処理が進んでいます。除染廃棄物の焼却により発生する焼却残渣の処理・処分方法は未だ計画中の段階であり、安全性を確保し合理的かつ適正に処理するためには科学的な知見を集積・発信することが大切と考えています。今回の受賞を励みに、今後もさらなる研究を続け、福島の復興が進むよう精進していく所存です。

47 活動業績に対する賞
受賞者氏名 徐 開欽
賞の名称 日本水処理生物学会賞
授賞機関 日本水処理生物学会
受賞年月日 2016年11月11日
受賞対象 水処理生物分野での優れた研究業績及び学会発展のための貢献
ひとこと

日本水処理生物学会賞は、水処理生物学およびその関連分野の学術・技術の進歩に顕著な貢献を果たした者に贈られるもので、今回で19回目を迎えました。今回の受賞理由として、”徐開欽氏は、日本水処理生物学会の会員として評議員、第47回大会(つくば)副会長等、長年にわたり学会発展のために多大な貢献をされてきました。また、研究面においても、水処理生物学分野の基盤・応用研究に関わる生物処理・生態工学処理や有機性廃棄物リサイクル処理、水環境保全の研究で優れた研究業績をあげられ、さらに国際的な研究展開や研究者間交流にも尽力されてきました。以上を踏まえて、徐開欽氏に本学会賞を授与することとしました。”と書かれています。日本国籍以外の学会員としては、初めての受賞となり、感無量です。歴代の受賞者が素晴らしい業績を残された先生ばかりなので、未熟な自分がこの名誉ある賞を授与され、身に余る光栄と感じており、本当に恐縮しております。振り返ってみれば、1983年(昭和58年)に中国の大学を卒業して、政府派遣で1984年に東北大学へ留学生として来日して以来、32年余りの年月を経て、学生生活(東北大学)、職場(新日本気象海洋(現在いであ株式会社)、東北大学、国立環境研究所等)の研究活動において、諸先生・先輩・上司・同僚等様々な方々のご指導・ご協力の賜物です。唯々皆さまに感謝の気持ちで一杯です。今回の受賞を励みに、微力ですが、今後も水処理生物分野において、研究活動、学会活動等で精進を重ねてまいりたいと思いますので、引き続き皆さまのご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。

46 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 中島 謙一, 南齋 規介, 高柳 航
賞の名称 People
授賞機関 The 12th Biennial International Conference on Ecobalance Organizing Committee
受賞年月日 2016年10月6日
受賞対象 Global distribution of material consumption: Nickel, Copper, and Iron,The 12th Biennial International Conference on Ecobalance (Ecobalance 2016), Abstracts book , 151,2016
ひとこと

The 12th Biennial International Conference on Ecobalance (Ecobalance 2016)にて、People's choice poster awardを頂きました。People's choice poster awardは、Ecobalance2016の参加者による投票にて約110件程度のポスター発表の中から1件が選ばれます。今回の Ecobalance2016では、“Global distribution of material consumption: Nickel, Copper, and Iron”と題して、世界の国・地域における資源消費量の変遷を同定し、近年の急速な資源消費の拡大、そして、上位の数か国が世界全体の資源消費の半量以 上を占めている事を示しました。特に、今回の発表では、データビジュアライゼーションの専門家との連携により、『実感できる視覚化』に注力しました。この 事が、異なる知識背景を有する専門家が一堂に会する国際会議という場において、ただ1件のPeople's choice poster awardの受賞に繋がったと考えております。いかなる研究成果であっても、情報の受け取り手の関心や理解度によって伝え方を適切に設計しなければ、社会 への研究成果の還元は難しいと考えております。今後、更なる精進と共に、社会への情報発信と成果の還元に努めていきたいと思います。

45 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 中島 謙一
賞の名称 The Outstanding Poster Award
授賞機関 The 12th Biennial International Conference on Ecobalance Organizing Committee
受賞年月日 2016年10月6日
受賞対象 Elemental distribution thermodynamically evaluated in an electric furnace for ferronickel production,The 12th Biennial International Conference on Ecobalance (Ecobalance 2016), Abstracts book , 152,2016
ひとこと

The 12th Biennial International Conference on Ecobalance (Ecobalance 2016)にて、The Outstanding Poster Awardを頂きました。The Outstanding Poster Awardは、Ecobalance2016の審査員による一次審査・二次審査を経て約110件程度のポスター発表の中から1件が選ばれます。今回の Ecobalance2016では、“Elemental distribution thermodynamically evaluated in an electric furnace for ferronickel production”と題して、主要なニッケル原料であるフェロニッケルの製錬プロセスを取り上げて、熱力学解析により各種の元素の分配挙動を明らかに すると共に、忌避元素である燐(P)の分配挙動に着目して、Pを含む劣質な静脈資源(例えば、めっきスラッジ等)を由来とする二次資源の利用可能性を模擬 実験の結果を踏まえて示しました。様々な専門家が一堂に会するエコバランス国際会議において、本研究の意義を認めて頂けたことは非常に名誉であると共に、 さらなる研究発展を期待されての受賞であると理解しております。今後、更なる精進と共に、資源利用の高度化・高効率化を含めて持続可能な資源管理に向けた 研究・情報発信に努めていきたいと思います。

44 活動業績に対する賞
受賞者氏名 山田 一夫
賞の名称 2016年日本コンクリート工学会賞(論文賞)
授賞機関 公益社団法人日本コンクリート工学会
受賞年月日 2016年6月20日
受賞対象 Evaluation of Alkalinity of Pore Solution Based on the Phase Composition of Cement Hydrates with Supplementary Cementitious Materials and its Relation to Suppressing ASR Expansion,Journal of Advanced Concrete Technology ,13, 538-553,2015
ひとこと

日本コンクリート工学論文賞を、福島支部汚染廃棄物管理研究室山田一夫主任研究員が川端雄一郎博士(港湾空港技術研究所)と共同受賞した。受賞対象は、2015年11月発刊のJournal of Advanced Concrete Technology誌(日本コンクリート工学会発刊の英文誌)に掲載された”Evaluation of Alkalinity of Pore Solution Based on the Phase Composition of Cement Hydrates with Supplementary Cementitious Materials and its Relation to Suppressing ASR Expansion”(混和材を含むセメント水和物の相組成をもとにした空隙水のアルカリ度推定とASR膨張の抑制との関係)である。 指定廃棄物処分に用いられることが計画されている鉄筋コンクリート製の遮断型相当の最終処分場には高い耐久性が求められるが、アルカリシリカ反応(ASR)による膨張の抑制も重要な課題である。一般には、石炭火力発電所から副製する石炭灰や高炉スラグを添加することが効果的であるが、それぞれ効果が異なっていた。その効果が発現する機構を一元的に説明したことが評価された。この技術は、放射能汚染した廃棄物をコンクリート施設・容器に長期間保管・処分する際の安全性確保に役立つ。

43 活動業績に対する賞
受賞者氏名 肴倉 宏史
賞の名称 特別功労賞
授賞機関 一般社団法人石膏ボード工業会
受賞年月日 2016年6月3日
受賞対象 廃石膏ボードの有効利用に向けた研究活動
ひとこと

廃石膏ボードの適切な有効利用に向けて、廃石膏ボード中の微量物質含有量や溶出特性の経年変化に関する研究や、再生石膏を農業用土壌改良用資材に用いる場 合に留意すべき点や環境安全品質の管理方策に関するガイドラインのとりまとめなどの取組について評価をいただきました。循環利用分野は社会からの信頼確保 が重要であり、これに資する研究活動や社会貢献を今後も進めていきたいと思います。

42 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 石垣 智基, 落合 知
賞の名称 Exellent Research Award in Third 3RINCs
授賞機関 Institute of Strategy and Policy on Natural Resources and Environment
受賞年月日 2016年3月10日
受賞対象 Methane Emission from MBT Technology at Phitsanulok Landfill,The 3rd 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management, Abstracts , 31-34,2016
ひとこと

41 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 徐 開欽
賞の名称 第18回日本水処理生物学会論文賞
授賞機関 日本水処理生物学会
受賞年月日 2015年11月12日
受賞対象 有毒藍藻類産生毒Microcystinのコマツナ、キャベツ、クウシンサイ土壌栽培における生育影響および吸収・蓄積特性評価,Japanese Journal of Water Treatment Biology ,50 (1), 15-22,2014
ひとこと

この度の受賞論文は、有毒藍藻類が産生Microcystin を含む水を農業灌漑に用いた場合のリスクを明確にするため、コマツナ、キャベツ、クウシンサイに対する出芽、生育の影響と蓄積性についての調査と実験研究 を行ったものであり、それぞれ大きな阻害や有意なリスクを導く蓄積がなかったことを示しています。この結果から、食によるヒト健康へのリスクという観点か らは灌漑が安全であることを明らかにしており、環境水の農業利用上有用な知見が得られました。なお、本研究の成果は、(公財)国際科学振興財団との共同研 究で行われたものの一部です。ここに、ご指導いただきました先生方・関係者の皆様に心から深く感謝するとともに、今回の受賞を励みに、今後も一層の精進を 重ねて、流域圏の水環境保全再生に少しでも役に立つよう頑張っていきたいと思っています。

40 活動業績に対する賞
受賞者氏名 南齋 規介
賞の名称 三井物産環境基金10周年記念 研究助成成果表彰 優秀賞
授賞機関 三井物産株式会社
受賞年月日 2015年10月15日
受賞対象 「国際サプライチェーンを含む生産消費システムを対象とした環境負荷分析の理論と実践」(研究課題R07-194)
ひとこと

三井物産環境基金が設立10周年を迎えたことを記念し,これまでに助成した研究課題に対して,社会への貢献の観点から顕著な業績を上げた研究を対象として 表彰を実施しました。5つの課題が選定され,研究代表者を務めた「国際サプライチェーンを含む生産消費システムを対象とした環境負荷分析の理論と実践」が その1つに選ばれました。日本が国際サプライチェーン通じて世界に誘引する環境負荷や資源消費を定量化するモデルや解析手法の開発を行いました。三井物産 環境基金は柔軟性の高い競争的研究資金であり,研究を計画時以上に発展させていく推進力となったと感じます。社会への貢献という視点から本研究課題が表彰 されたことは国立環境研究所の研究者として非常に嬉しく,これを励みにしてより一層研究に精進していきたいと思います。

39 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 多島 良
賞の名称 学術奨励賞
授賞機関 日本自然災害学会
受賞年月日 2015年9月25日
受賞対象 災害廃棄物処理に求められる自治体機能に関する研究―東日本大震災における業務の体系化を通じて―,自然災害科学 ,33 (特別号), 153-163,2014
ひとこと

一度に大量に発生する災害廃棄物を、迅速かつ効率的に適正処理するためには、ヒト・モノ・カネ・情報を適切に調達、配置して業務を管理するマネジメントの 考え方が欠かせません。このためには、災害廃棄物の撤去、分別、移送、中間処理、最終処分という処理フローとともに、その実現に求められる支援業務、また は自治体として求められる機能の全体像を把握すること求められます。本研究では、個別業務のレベルからボトムアップ的に災害廃棄物処理に必要な機能を体系 化し、災害廃棄物処理におけるマネジメントに活用できる基本的な知見を得ることができました。ご多用の中、度重なるヒアリング調査にご協力いただいた東日 本大震災の被災自治体の行政職員各位のおかげで、本研究を取りまとめることができました。全国で進められている災害廃棄物処理計画の策定に、本研究の成果 が少しでも参考になることを願うともに、今後とも災害廃棄物処理の現場で役に立つような研究を実践して参りたいと存じます。

38 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 蛯江 美孝, 小林 拓朗
賞の名称 平成26年 年間優秀論文賞(メタウォーター賞)
授賞機関 (公社)日本水環境学会
受賞年月日 2015年9月14日
受賞対象 Development of Emissions Factor for the Decentralized Domestic Wastewater Treatment for the National Greenhouse Gas Inventory,Journal of Water and Environment Technology ,12 (1), 33-41,2014
ひとこと

生活排水を処理すると水はキレイになりますが、その過程で温室効果ガスが排出されることが知られています。温室効果ガスの排出量を削減することは急務の課題ですが、そのためにも、現状をできるだけ正確に把握し、削減対策の効果を適切に評価することが重要です。年間優秀論文賞を受賞致しました今回の論文は、これまであまり知見のなかった浄化槽や汲み取り便槽からの温室効果ガスの排出実態を調査した結果をまとめたものです。複数年に渡って、これら分散型の生活排水処理施設に適した調査方法を確立するとともに、共同研究者はもちろん、自治体、企業、住民など、多くの関係者のご理解・ご協力を得て、現場調査を行うことができました。得られた成果は、国連気候変動枠組条約の締約国会議に提出する日本国温室効果ガスインベントリにおいて、新たな算定方法として採用されております。今回の受賞を励みに、さらに社会に貢献できる研究を進めて参ります。

37 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 松神 秀徳, 鈴木 剛, 鑪迫 典久, 滝上 英孝
賞の名称 第24回環境化学討論会 優秀学生賞(博士課程)
授賞機関 一般社団法人日本環境化学会
受賞年月日 2015年6月26日
受賞対象 ベトナム北部におけるE-wasteのリサイクル作業に伴う難燃剤の環境排出実態調査(第三報),第24回環境化学討論会, 同予稿集 , 89,2015
ひとこと

第24回環境化学討論会において、ベトナム北部におけるE-wasteのリサイクル作業に伴う難燃剤の環境排出実態調査に関する研究成果に対して優秀学生賞(博士課程)を頂きました。我々の研究グループでは、開発途上地域で実施されているE-wasteのリサイクル作業に伴う難燃剤の排出実態の解明と実情に即した排出制御方策の提案を目標とした3カ年計画の定点調査を進めてきました。本報告では、2012年1月から2014年1月までの定点調査で得られた知見を紹介し、リサイクル作業に伴う難燃剤の排出実態の総括と今後の課題を整理しました。今回の受賞を励みに、E-wasteのリサイクル作業に伴う難燃剤の排出制御方策の提案に関する研究に取り組んでいく所存です。

36 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 多島 良, 大迫 政浩, 田崎 智宏
賞の名称 廃棄物資源循環学会論文賞
授賞機関 廃棄物資源循環学会
受賞年月日 2015年5月28日
受賞対象 東日本大震災における災害廃棄物処理に対する制度の影響,Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management ,25 (1), 1-15,2014
ひとこと

東日本大震災の災害廃棄物処理においては、廃棄物処理に係る技術面の課題に加え、社会面の課題も多く指摘されてきました。本研究は、災害廃棄物処理に係る制度の中でも、法令・通知・通達・事務連絡といった、発災後に国から発出されたものに着目し、その特徴と被災地における災害廃棄物処理に対する影響を分析しました。具体的には、Mazmanian and Sabatierが提示した政策実施プロセスモデルを参考に、実際に行われた制度対応の内容や、被災自治体における災害廃棄物処理プロセスを量的・質的に調査し、戦略、人的支援、許認可、補助金、情報依頼、委託、処理方法、適正保管、曝露防止という類型に応じて制度的論点を明確化しました。本研究の結果、マネジメント(人・モノ・カネ・情報の調達、差配)に係る制度の内容と発出のタイミングが災害廃棄物処理に影響しており、発災後の早い段階から災害に応じた制度体制に切り替えることの重要性が示唆されました。今後とも、次の大規模災害における災害廃棄物処理への備えに役立つ知見を生産していきたいと思います。

35 活動業績に対する賞
受賞者氏名 石垣 智基
賞の名称 廃棄物資源循環学会奨励賞
授賞機関 廃棄物資源循環学会
受賞年月日 2015年5月28日
受賞対象 活動業績
ひとこと

この度は、廃棄物資源循環学会奨励賞を授与させて頂くことになり、大変光栄に存じます。今回の受賞を励みとして、最終処分に至るまでの廃棄物の安全な管理と、環境負荷の低減に関する調査研究について、なお一層精進してまいりたいと存じます。

34 研究業績
受賞者氏名 南齋 規介
賞の名称 平成26年度NIES賞
授賞機関 国立研究開発法人国立環境研究所
受賞年月日 2015年3月16日
受賞対象 研究終了時の研究評価において極めて高い評価を得た研究課題の課題代表者
授賞理由

氏は、環境研究総合推進費による研究課題「国際的な資源依存構造に着目したレアメタルに関する3R効果評価手法の開発(H23-25)」の課題代表者とし て、終了時評価において、HOTSPOT概念(ネットワーク解析)を利用してレアメタル等のマテリアルフロー分析(MFA)をもう一段高いレベルに引き上 げた研究として高く評価され、循環型社会部会で平成26年度に事後評価が行われた43課題の中でS評価を唯一受けるなど、極めて高い評価を得た。

33 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 梶原 夏子, 滝上 英孝
賞の名称 平成25年室内環境学会学術大会大会長奨励賞(口頭発表)
授賞機関 一般社団法人室内環境学会
受賞年月日 2014年12月5日
受賞対象 ハウスダスト粒径別の臭素系難燃剤の蓄積特性,室内環境学会学術大会, 平成25年室内環境学会学術大会講演要旨集 , 212-213,2013
ひとこと

平成25年室内環境学会学術大会において、ハウスダスト粒径別の臭素系難燃剤の蓄積特性に関する研究成果に対して大会長奨励賞(口頭発表)を頂きました。 近年、室内ダストはヒトへの化学物質曝露の主要な媒体の一つであることが共通認識となってはいますが、ダストの化学分析用試料の調製方法は研究者によって 異なっているのが実態です。本研究では、ダストのどの粒径画分に懸念物質が分布しているのかを調査し、ダスト中臭素系難燃剤の由来についても考察しまし た。 今回の受賞を励みに、今後も製品由来化学物質の使用時および廃棄後の挙動解明に関する研究に取り組んでいく所存です。

32 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 佐野 和美 (資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称 日本リスク研究学会 大会優秀発表賞
授賞機関 日本リスク研究学会
受賞年月日 2014年11月30日
受賞対象 情報源と信頼度からみるリスクコミュニケーションの課題,日本リスク研究学会第 27 回年次大会, 同予稿集 ,27,2014
ひとこと

主に、情報源としての価値を高めるためにはどうしたらよいかを考える目的で実施したアンケート調査の結果を紹介している。近年は、テレビやSNSなどが情報源として利用される頻度が増しているが、信頼度はそれほど高くない。むしろ、新聞や自治体の広報誌など、公正であると判断される媒体の信頼度が高い。また、専門機関や専門家も、信頼度は高い。しかし、正確で科学的に正しい情報であっても利用してもらえなければ意味が無い。情報の利用頻度を上げてもらえる取り組みが求められる

31 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 尾形 有香 (資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称 Presentation Award for Young Researchers
授賞機関 IWA the international water association
受賞年月日 2014年11月26日
受賞対象 Evaluation of Treatment Performance of a Pilot-scale Constructed Wetland treating Waste Landfill Leachate in Thailand,9th IWA International Symposium on Waste Management Problems in Agro-Industries, Abstracts ,I, 407-413,2014
ひとこと

IWA International Symposium on Waste Management Problems in Agro-Industriesにおいて、” Evaluation of Treatment Performance of a Pilot-scale Constructed Wetland treating Waste Landfill Leachate in Thailand”と題した口頭発表を行い、受賞致しました。本研究は、タイ王国のカセサート大学とともに、タイ王国の実廃棄物埋立地に、パイロットスケールの人工湿地を設置し、現地の廃棄物埋立地浸出水の処理への適用性の評価を行ったものです。従来、人工湿地は、生活排水等の水質浄化に用いられてきたのですが、本研究では、蒸発散による水量削減効果にも着眼し、埋立地浸出水の水質を浄化すると同時に水量を削減可能なシステムの構築に取り組んでおります。本報告では、運転方式や雨季・乾季の季節が、人工湿地による水量削減・水質浄化能に及ぼす影響について評価しました。引き続き、研究を推進し、東南アジア諸国の埋立地管理の向上に貢献したいと思っております。

30 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 多島 良, 平山 修久, 大迫 政浩
賞の名称 学術発表優秀賞
授賞機関 日本自然災害学会
受賞年月日 2014年9月24日
受賞対象 災害廃棄物処理に求められる自治体機能に関する研究―東日本大震災における業務の体系化を通じて―,第33回日本自然災害学会学術講演会, なし ,2014
ひとこと

災害廃棄物の処理について技術的知見は蓄積されつつありますが、マネジメントについてはこれまで十分に検討されてきませんでした。円滑で適正な災害廃棄物処理に向けた準備を発災前に進める上で、発災後に求められる災害廃棄物処理関連機能の全体像の把握が重要と考え、地道な社会調査の結果を理論枠組みに当てはめて一定の整理を行ったものです。なかでも、米国の標準的危機対応システムであるICSを出発点とした枠組みにより、災害廃棄物処理に係る業務を分かりやすく整理することが可能であるということは、一つの発見でした。他にも、実務上参考になる具体性と、研究としての今後の応用可能性を評価していただいたものと推察しています。今後とも、東日本大震災をはじめとした災害経験に基づく実証研究をつづけ、レジリエントな(廃棄物処理・資源循環を含む)社会システムの構築の一助となるべく努力いたします。

29 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 山田 一夫
賞の名称 土木学会吉田賞
授賞機関 公益社団法人土木学会
受賞年月日 2014年6月13日
受賞対象 セメント系材料により生成される水和物の相組成とASR膨張抑制効果の関係,土木学会論文集 ,69 (4), 402-420,2013
ひとこと

可溶性塩類を多量に含有する焼却飛灰などの廃棄物を遮断型処分場で最終処分する際のコンクリートには遮水性が求められますが,コンクリートの癌とも呼ばれるアルカリ骨材反応(ASR)によるひび割れ発生の長期的抑制は現在も課題です.鉄筋コンクリートは結合材であるセメントがもたらすアルカリ性により鋼材腐食が防止される一方,ある種の骨材はアルカリで反応しASR膨張します.このASRの抑制には高炉スラグ微粉末や石炭火力発電所からの焼却灰などのポゾラン物質が有効ですが,その効果をコンクリート空隙水中のpHを熱力学的平衡計算により求め,統一的に説明したことが評価されました.九州大学で実施してきた研究成果を,港湾空港技術研究所の川端雄一郎博士と一緒にまとめました.川端博士が在学中の指導教官松下博通教授(故人)との連名です.

28 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 石垣 智基, 佐藤 昌宏, 石森 洋行, 遠藤 和人, 山田 正人
賞の名称 Award for Excellent Poster Presentation
授賞機関 Korea Society of Waste Management
受賞年月日 2014年5月15日
受賞対象 Potential of Anaerobic Biological Gas Generation of Waste in the Landfill under Post Closure Care,30th Anniversary Conference of Korea Society of Waste Management, Abstracts ,2013
ひとこと

韓国廃棄物学会の設立30周年記念大会において実施された国際ポスターセッションでの発表が評価され受賞に至りました。廃棄物の中間処理・資源化の残さを埋 立処分することは、埋立地の長期的な環境安全性の確保につながります。中間処理の対象や方法は日本と韓国で異なりますが、埋立廃棄物を速やかに生物的に不 活性な状態にする方針は同じであり、それを評価するためのガス発生のポテンシャルの計測手法の開発と適用事例についての報告に、強い関心を持って頂くこと ができました。国際的に見てアジアの情報がやや不足している分野であることから、引き続き関連の研究グループと協力して知見の蓄積に努めたいと考えています。

27 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 山田 一夫
賞の名称 セメント協会論文賞
授賞機関 一般社団法人セメント協会
受賞年月日 2014年5月14日
受賞対象 熱力学的相平衡物質移動モデルを用いたスラグ系セメントの耐硫酸塩性メカニズムに関する検討,Cement Science and Concrete Technology ,67, 340-347,2013
ひとこと

コンクリートが硫酸イオン濃度が高い環境に置かれると,あるいは石膏を多量に含んだ廃棄物に接するとエトリンガイトと呼ばれる針状結晶を生成し,膨張破壊します.この作用機構を抑制機構とともに解析し,熱力学的平衡を考慮した多元素物質移動モデルと組み合わせて,解析した結果が評価されました.石膏系廃棄物 の処分や再利用にコンクリートを用いる際には注意すべき問題です. この研究は,山田が太平洋セメント中央研究所セメント化学チームリーダを務めていたころ,基本的な実験を始め,解析モデルを細川博士とともに整備し,その後,小川氏が実権を引き継いでいたものです.東工大坂井教授の指導も受けました.

26 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 尾形 有香、石垣 智基、蛯江 美孝、神保 有亮、山田 正人
賞の名称 Excellent Research Award for Oral Presentation
授賞機関 Japan Society of Material Cycles and Waste Management
受賞年月日 2014年3月12日
受賞対象 Construction and Operation of a Pilot-scale Constructed Wetland Treating Landfill Leachate in Thailand,The 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management, Abstracts ,2013
ひとこと

2014 年3月10日~3月12日に開催された、3R International (The 3R International Scientific Conference on Material Cycles and Waste Management) and SWAPI (13th Expert Meeting on Solid Waste Management in Asia and Pacific Islands) において、“Construction and Operation of a Pilot-scale Constructed Wetland Treating Landfill Leachate in Thailand” と題した口頭発表を行い、優秀口頭発表賞を頂きました。本研究は、タイ王国のカセサート大学との共同で研究を進めており、タイ王国のノンタブリ廃棄物埋立 地に、パイロットスケールの人工湿地 (植物と濾材を使用した水処理方法) を導入し、廃棄物埋立地浸出水の処理を行うことで、埋立地浸出水の水量削減と水質浄化の効果を評価しています。多くの東南アジア諸国の廃棄物埋立地では、経済力や技術力の観点より、今なお適正な浸出水管理が行われていないのが現状であります。私達の研究グループは、東南アジア諸国において、持続可能な埋立地浸出水管理の構築を目指しており、本研究もその1つして進めております。この受賞を励みにして、少しでも環境問題の解決に貢献できるように研究を進めていきたいです。

25 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 重富 陽介
賞の名称 優秀ポスター発表賞
授賞機関 日本LCA学会
受賞年月日 2014年3月06日
受賞対象 日本の家計消費とレアメタル国際フローとの関係,第9回日本LCA学会研究発表会, 同予稿集 , 36-37,2014
ひとこと

2014 年3月4日から6日まで東京で開催された第9回日本LCA学会研究発表会において,京都大学の東野達氏との共同研究の成果として「日本の家計消費とレアメ タル国際フローとの関係」と題したポスター発表を行ない,優秀ポスター賞を授与されました。国内家計消費に由来するネオジムの国際資源依存度を,少子高齢化に着目して2005年から2035年までの将来推計を行なうとともに,商品需要とその依存度の関係性を詳細に解析しました。ネオジムはHDDや携帯電話などに広く用いられているレアアースの一種で,ハイブリッドカーや風力発電設備といった低炭素化技術にも必須の金属です。当日は様々な研究者の方にお集まりいただき,ご助言やご意見をいただくことで大変有意義な発表となりました。今回の受賞を励みに,さらに研鑽を積んでいく所存です。

24 活動業績に対する賞
受賞者氏名 中島 謙一
賞の名称 奨励賞
授賞機関 日本LCA学会
受賞年月日 2014年3月04日
受賞対象 資源材料分野における環境システム評価手法の開発と応用に関する研究
ひとこと

このたび、「資源材料分野における環境システム評価手法の開発と応用に関する研究」に関する貢献に対して、奨励賞を頂きました。奨励賞は、LCAを中心とするライフサイクル的思考において独創的な研究による論文、著書等を発表し、将来の活躍が期待できる若手研究者に授与される賞です。近年は、サプライチェーンを通じた資源利用と環境影響の把握と管理を目的として、1)物質フロー分析(MFA)による国内・国際サプライチェーンの把握・分析、2)製錬・再溶解 プロセスにおける元素の分配挙動解析および不純物の除去可能性・元素の回収可能性の検討を行ってきました。特に、ニッケル、クロム、モリブデンなどの有効 利用に向けた解析・検討を進めており、鉄鋼業が希少資源の物質循環において重要な役割をもつことを定量的に示すと共にその改善策の検討を行ってきました。 私の重要な研究フィールドであるLCA分野において、貢献が認めて頂けたことは非常に名誉であると共に、更なる貢献を期待されての受賞であると理解しております。今後、更なる精進と共に、持続可能な資源管理に向けての研究・情報発信に努めていきたいと思います。

23 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 小栗 朋子、梶原 夏子、松神 秀徳、石垣 智基、山田 正人、滝上 英孝
賞の名称 優秀ポスター賞
授賞機関 廃棄物資源循環学会関東支部
受賞年月日 2013年11月30日
受賞対象 災害廃棄物仮置き場における金属類の排出挙動評価に関する基礎的検討,廃棄物資源循環学会関東支部研究発表会(第4回関東支部セミナー), なし ,2013
ひとこと

2013 年11月30日に東京工業大学すずかけ台キャンパスで開催された廃棄物資源循環学会関東支部研究発表会(第4回関東支部セミナー)にて、「災害廃棄物仮置 き場における金属類の排出挙動評価に関する基礎的検討」と題したポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。この研究は2013年10月に東日本 大震災の災害廃棄物仮置き場を現地調査した結果を報告したものです。東日本大震災により発生した多様かつ多量な災害廃棄物中には有害な金属類を含んでいる 場合が多いのですが、これら金属類の仮置き場内や周辺環境への影響については十分に把握されていないのが実情です。今回の受賞を励みに、今後も地道な調査 研究を行うとともに、研究成果の発信を積極的に行っていきたいと思います。

22 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 多島 良
賞の名称 学術発表優秀賞
授賞機関 日本自然災害学会
受賞年月日 2013年9月25日
受賞対象 行政マネジメントの視点からみる災害廃棄物処理,第32回日本自然災害学会学術講演会, 同予稿集 , 49-50,2013
ひとこと

東日本大震災のような激甚災害が発生すると、災害廃棄物が大量に発生します。これを適正かつ迅速に処理・再利用するためには、限られた行政資源(人材、資機 材、財源、情報)を臨機応変に活用しつつ、様々な主体と連携する「マネジメント」が重要となります。本研究では、東日本大震災により発生した災害廃棄物の 処理に関する宮城県名取市の取り組みを、政策実施プロセスモデルに基づく事例研究の手法で分析しました。その結果、人材調達が他のマネジメント要素に影響するなど、処理フェーズごとに行われた行政によるマネジメントの工夫が処理の迅速さに影響する構造が明らかとなりました。 本研究を実施するにあたり、名取市で災害廃棄物の処理を担当された方々に多大なるご協力をいただきました。ここに記して、深く謝意を表します。今回の受賞を励みにし、本研究をさらに深め、災害に強い社会システム構築の一助となるような成果を発信し続ける所存です。

21 活動業績に対する賞
受賞者氏名 田崎 智宏
賞の名称 環境科学会奨励賞
授賞機関 公益社団法人 環境科学会
受賞年月日 2013年9月03日
受賞対象 資源・廃棄物管理の政策とライフスタイルに関する研究
ひとこと

この度、公益社団法人環境科学会から「資源・廃棄物管理の政策とライフスタイルに関する研究」と冠した奨励賞をいただくことができました。前半は、家電リサイクル法をはじめとするリサイクル法の実態評価回収促進制度の概念整理、持続可能な物質管理に向けた管理方策の類型化・特性化などのこれまでに実施してきた政策研究を評価いただいたもの で、後半は、現在進行中の国立環境研究所の研究プロジェクト「持続可能なライフスタイルと消費への転換に関する研究」の研究発表等のアクティビティを評価 いただいたものです。2000年に入って循環型社会形成推進基本法、同基本計画、個別リサイクル法の成立と施行が相次いだなか、どういった研究であれば研 究を通じて社会貢献ができるかを問い続けた十数年でしたが、このような形で奨励賞をいただくことができ非常に嬉しく思うと同時に、助言をくださった方々や 研究を下支えしてくれた方々に改めて感謝を表します。引き続き、この研究分野の発展に貢献していきたいと存じます。

20 活動業績に対する賞
受賞者氏名 小林 拓朗
賞の名称 平成24年度建設工学研究奨励賞
授賞機関 一般財団法人建設工学研究振興会
受賞年月日 2013年6月10日
受賞対象 微細藻類を充填したフォトバイオリアクターによるバイオガス中の二酸化炭素固定能の評価
ひとこと

本賞は科学研究費補助金「フォトリアクターを利用したCO2・H2Sフリーのバイオメタン精製プロセスの開発」に関連して実施している研究活動に対する表彰であります。本研究は、有機性廃棄物の発酵資源化における残渣の処理プロセスに創エネルギーの機能を持たせることを意図した技術開発に関する研究です。有機性廃棄物の発酵ガス燃料化(メタン、水素)において派生する二酸化炭素や硫化水素といった環境負荷ガスを、微細藻類を充填したフォトバイオリアクターを 組み込んだプロセスを通過させることで吸収・固定し、燃料ガスの品質向上と液体燃料生産を行うと同時に、溶媒には発酵脱離液を用いて、窒素・リン等栄養塩 の除去を同時に達成します。今回、溶媒を流下させるガス吸収塔とガスを吸収した溶媒を藻類によって再生・循環するシステムを構築し、バイオガス中の二酸化炭素と発酵脱離液中の窒素を99%除去できる性能を実証しました。今回の受賞を励みにして、微力ながら本研究のさらなる発展に尽力していきたいと考えております。

19 活動業績に対する賞
受賞者氏名 山田 一夫
賞の名称 第10回近藤・大門賞
授賞機関 近藤・大門賞選考委員会
受賞年月日 2013年5月18日
受賞対象 コンクリートの耐久性にかかわる物質移動現象のモデル化
ひとこと

太平洋セメント(株)細川佳史博士、デンマーク工科大学Bjorn Johannesson講師との共同受賞。近藤・大門賞は、東京工業大学無機工学科坂井悦郎教授らの呼びかけで、セメント化学分野の実用化技術を顕彰するものです。コンクリートの耐久性を支配するのは物質移動ですが、その現象を本質的に解析するべく、熱力学的溶解平衡とネルンストプランク式に基づく拡散移動との両原理にもとづいたシミュレーションを行いました。コンクリートはセメントが水和して硬化しますが、セメント水和物の主体であるX線非晶質である微 細な珪酸Ca水和物と層状構造を持ち多様な固溶体を形成するアルミン酸Ca系水和物をモデル化しました。珪酸Ca水和物の結晶構造はブルゴーニュ大学の Andre Nonat教授のモデルを、相平衡計算には米国地質調査所が提供するPHREEQCを用いています。現在はこのモデルを用い、放射能汚染した廃棄物の安全な処分にコンクリートを用いる研究を行っています。

18 活動業績に対する賞
受賞者氏名 中島 謙一
賞の名称 学術記念賞 (西山記念賞)
授賞機関 一般社団法人日本鉄鋼協会
受賞年月日 2013年3月27日
受賞対象 鉄鋼および関連資源の持続可能な資源利用に関する産業エコロジー研究
ひとこと

このたび、「鉄鋼および関連資源の持続可能な資源利用に関する産業エコロジー研究」に関する学術的貢献に対して、学術記念賞(西山記念賞)を頂きました。近 年は、鉄鋼および関連資源を対象とした持続可能な資源利用およびサプライチェーンマネジメントを目的として、具体的には、1)マテリアルフロー分析 (MFA)を用いた鉄鋼および関連資源の国内・国際サプライチェーンの把握・分析、2)鉄鋼製錬プロセスおよび非鉄金属製錬プロセスにおける元素の分配挙 動解析および不純物の除去可能性・元素の回収可能性の検討を行ってきました。特に、ニッケル、クロム、モリブデンなどの鉄鋼合金元素の更なる有効利用に向 けた解析・検討を進めており、鉄鋼業が希少資源の物質循環において重要な役割をもつことを定量的に示すと共にその改善策の検討を行ってきました。私の重要 な研究フィールドである鉄鋼分野において、産業エコロジー研究の学術的貢献が認めて頂けたことは非常に名誉であると共に、更なる貢献を期待されての受賞で あると理解しております。今後、更なる精進と共に、持続可能な資源利用に向けての研究・情報発信に努めていきたいと思います。

17 活動業績に対する賞
受賞者氏名 南齋 規介
賞の名称 平成24年度NIES賞
授賞機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
受賞年月日 2013年3月15日
受賞対象 国際的な研究活動
授賞理由

産業連関分析を基盤としたサプライチェーンを考慮した新規の環境負荷分析手法の開発やその応用展開に関する近年の一連の研究の成果が幅広く活用され、国際的 に権威のあるSir Richard Prize賞をアジアの研究者として初めて受賞するなど、国際的な研究活動において内外から高い評価を得た。

16 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 吉田 綾
賞の名称 優秀ポスター発表奨励賞
授賞機関 国際開発学会
受賞年月日 2012年12月01日
受賞対象 アジアの途上国におけるE-waste インフォーマルリサイクラーの社会・経済状況,国際開発学会第23回全国大会, 国際開発学会第23回全国大会報告論集 , 111-112,2012
ひとこと

2012 年12月1-2日に神戸大学六甲台キャンパスで開催された第23回国際開発学会全国大会において、「アジアの途上国におけるE-wasteインフォーマル リサイクラーの社会・経済状況」についてポスター発表し、優秀ポスター発表奨励賞を受賞しました。この研究は、2010年8月から2011年2月にかけ て、インドネシア、フィリピン、ベトナムで廃電気電子機器(E-waste)のインフォーマルリサイクルに従事する個人や世帯をインタビュー調査した結果 を報告したものです。E-wasteのインフォーマルリサイクルによる環境汚染や健康被害については様々な研究が進んでいますが、それらの作業に従事する 個人・世帯の実態(動機、危険認識など)については公表された情報が少ないのが現状です。今後も地道な調査と情報提供を通じて、E-wasteリサイクル 現場の現状改善や政策提言に貢献できればと考えています。

15 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 中島 謙一、稲葉 陸太、南齋 規介
賞の名称 The Gold Poster Award
授賞機関 The 10th International Conference on EcoBalance Executive Committee
受賞年月日 2012年11月23日
受賞対象 International material flow analysis on phosphorus related with agricultural product consumption, The 10th International Conference on EcoBalance,CD-ROM(P-161), Nov., Yokohama, Japan.
ひとこと

2012 年11月20日から23日まで横浜で開催された第10回エコバランス国際会議において,東北大学の森村武史氏(筆頭著者),松八重一代氏,長坂徹也氏との 共同研究の成果としてInternational Material Flow Analysis on Phosphorus Related with Agricultural Product Consumptionと題したポスター発表を行い,最優秀ポスター賞を受賞しました。食料生産に必須なリンを対象に,国際貿易を通じた世界各国間の移動量の同定とその構造を解析しました。

14 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 稲葉 陸太、高田 光康、多島 良、滝上 英孝、寺園 淳、山本 貴士、佐野 和美、大迫 政浩
賞の名称 第23回廃棄物資源循環学会 優秀ポスター賞
授賞機関 廃棄物資源循環学会
受賞年月日 2012年10月23日
受賞対象 つくば市で発生した竜巻による災害廃棄物とその処理,第23回廃棄物資源循環学会研究発表会, 第23回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集 , 197-198,2012
ひとこと

私 たちは、2012年10月22日から24日まで仙台国際センター(宮城県・仙台市)で開催された第23回廃棄物資源循環学会研究発表会にて、「つくば市で 発生した竜巻による災害廃棄物とその処理」と題したポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。2012年5月6日に強い竜巻がつくば市北部で発 生し、日本の竜巻としては大規模の被害をもたらしました。私たちは、発生直後から被災現場や災害廃棄物の仮置場を調査し、つくば市の廃棄物関連部署のご担 当に対しては東日本大震災の経験をふまえた情報提供しつつ、双方向的な議論を継続的に行ってきました。そういった調査と議論から得られた情報を整理し、被 災地・仮置場・竜巻経路の位置関係、災害廃棄物の量と内訳、現状の災害廃棄物の処理方法について、できるだけ明快に伝わるようポスターを作成しました。そ ういった地道な調査や工夫が評価されたとすれば大変嬉しく思います。今回の受賞を励みに、現場を重視した資源循環・廃棄物管理の研究と、明快な成果発信の 工夫を続けて行きたいと思います。

13 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 小林 拓朗、徐 開欽
賞の名称 平成23年度年間優秀論文賞 (メタウォーター賞)
授賞機関 日本水環境学会
受賞年月日 2012年9月10日
受賞対象 循環式水素・メタン二段発酵プロセスにおける消化液返送方法が水素発酵に及ぼす影響,Journal of Japan society on water environment ,34 (11), 161-171,2011
ひとこと

この度の受賞論文は、新規開発した生ごみを原料とするバイオハイタン生成のための循環式水素・メタン二段発酵プロセスが有する技術特性の解明を目的として、 ミニ試験プラントで実施した連続実験内容をまとめたものです。従来、嫌気性水素生成プロセスは複合微生物系の代謝特性の長期安定維持が最重要な課題であ り、本循環プロセスは二段発酵後の消化液の返送によるpHと微生物相の安定化によって、2年ほどにおよぶ安定した連続水素生産を達成しました。本論文で は、さらに消化液返送が水素生成プロセスにおよぼす影響として、生物利用可能な形態の窒素源の供給による水素生成微生物活性の促進と、高活性な消化液を返 送することで生成水素の消費が促進され回収率が減少するリスクを新たに明らかにしました。今後も実用的資源循環技術を目指して、技術アイデア提案を行って いきたいと考えています。

12 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 小林 拓朗、徐 開欽
賞の名称 環境技術学会論文賞
授賞機関 環境技術学会
受賞年月日 2012年9月03日
受賞対象 生ごみ嫌気発酵によるメタンおよび水素生成ポテンシャル-食品標準成分に基づく分類と特性評価-,J.Eenviron.Conserv.Eng. ,40 (3), 31-38,2011
ひとこと

当該論文は、環境省「地球温暖化対策技術開発事業」「カーボンフリーBDFのためのグリーンメタノール製造及び副産物の高度利用に関する技術開 発」の一環としてまとめたものであり、改めてご協力いただきました関係者に深く感謝申し上げます。今回の論文は、京都市の分別回収生ごみを実験材料とし て、家庭系および事業系生ごみの細品目ごとに栄養成分と嫌気発酵による水素およびメタンガス生成ポテンシャルをそれぞれ測定し、成分組成と水素・メタン生 成ポテンシャルとの関係を体系的にまとめました。近年、水素とメタンの混合ガスであるハイタンが燃料として実用化され、生ごみからの水素とメタンの同時生 成がバイオハイタン生成プロセスとして新たに位置づけられ、注目されるようになってきました。従来、バイオハイタン生成に関して様々な原料を用いた事例研 究がほとんどであった中で、栄養成分に基づいて適切な原料選択の方向性を示せたことが有意義であったと考えています。今回の受賞を励みにして、微力ながら 本研究分野の発展に尽力していきたいと考えております。

11 活動業績に対する賞
受賞者氏名 鈴木 剛、染矢 雅之、滝上 英孝
賞の名称 京都大学環境衛生工学研究会優秀プロジェクト賞
授賞機関 京都大学環境衛生工学研究会
受賞年月日 2012年7月28日
受賞対象 発表内容の社会的貢献等
ひとこと

京都大学環境衛生工学研究会のシンポジウムで発表した研究「野生高等動物組織抽出物の抗アンドロゲン活性に対する毒性定量評価」(主著者 三崎健太郎 現京 都大学研究機関研究員)が社会的貢献について優れた内容をもつと評価されて、愛媛大学沿岸環境科学研究センター等の研究者との共同受賞となったものです。 製品や廃棄物からの化学物質の環境排出があり、それを受容する環境生態系での実影響が定量的にどのようであり、影響に寄与する物質は一体何かというところ まで一貫して見るというアプローチを進めております。脂肪や臓器組織といった生体に蓄積している残留性有機汚染物質を抽出して、細胞を用いた核内受容体レ ポーター遺伝子アッセイで評価を行うと抗アンドロゲン活性が卓越する傾向がみられ、この活性が内分泌撹乱作用の本態ではないかというデータが得られ始めて います。今後も研究所内外との連携を保ちつつ、媒体横断的な環境汚染の評価とそのコントロールについて考察を進めたいと思っています。

10 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 滝上 英孝、鈴木 剛
賞の名称 第19回環境化学論文賞
授賞機関 一般社団法人日本環境化学会
受賞年月日 2012年7月12日
受賞対象 中国・北京及び日本・金沢の大気が示すAhR活性化作用へのPAH類及びダイオキシン類の寄与,環境化学 ,21 (1), 27-33,2011
ひとこと

本論文は、主著者の戸次加奈江さん(現カリフォルニア大デービス校ポスドク)がNIESに院生として滞在し、共同研究を進めていた際の成果をまとめたもので あり、我々も実験と論文執筆に関与しました。大気粉塵の有するダイオキシン様活性に占めるPAH類及びダイオキシン類の寄与についてバイオアッセイと化学 分析の統合評価で解析したものですが、実際のフィールドで10日間に及び試料を継続採取し、2都市間での傾向を見出しています。このようなバイオアッセイ と化学分析を組み合わせて毒性物質を同定し、その削減を評価するアプローチは我々の研究室のフィールド研究の基本的な手段としているものです。戸次さんの 指導教授であった早川和一先生(金沢大学・院・自然科学研究科)と研究室のスタッフの先生方とともに共同受賞させていただきました。共同研究の成果が本賞 に結実できたことを大変光栄に思っております。

9 活動業績に対する賞
受賞者氏名 川本 克也
賞の名称 功績賞
授賞機関 一般社団法人 日本機械学会
受賞年月日 2012年7月05日
受賞対象 活動業績「環境工学の発展への貢献」
ひとこと

本功績賞は、一般社団法人日本機械学会内設置の研究部門の一つである環境工学部門の活動業績に対して与えられたものです。私は、同部門内に設けられた4つの サブ組織のうち廃棄物と資源の循環等をテーマとする技術委員会で長く活動し、2006年度に部門長を務めました。自然環境の解析分野と並び、環境の保全及 び改善も重要であることは理解いただけると思いますが、それは技術に基づく機械設備(プラント)に負うところが非常に大きいのは言うまでもないでしょう。 単に汚染物質の除去だけでなく、熱・エネルギーの視点、大気、水、固形廃棄物までの幅広く対象領域を定めること、音や振動への取り組み等々環境工学の扱う 範囲は広く重要であり、私は今後も一つの軸足を環境工学部門に据えて環境問題に取り組んでいく所存です。

8 活動業績に対する賞
受賞者氏名 遠藤 和人
賞の名称 平成23年度NIES賞
授賞機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
受賞年月日 2012年3月15日
受賞対象 研究所の活動の発展への貢献
授賞理由

東日本大震災に伴う災害廃棄物や原発事故災害による放射性物質汚染廃棄物の問題に対して、現場巡回による津波廃棄物仮置場の火災防止に関する指導助言、放射 性物質汚染廃棄物の処理基準設定・ガイドライン作成への貢献等、環境省における技術基準や指針策定に資する科学的知見の提供や現場における技術指導・助言 等の活動を積極的に行い、被災地の復旧・復興、さらに研究所の活動の発展に大きく貢献した。特筆すべき点として、現場巡回による津波廃棄物仮置場の火災 防止に関する指導助言、放射性物質汚染廃棄物の処理基準設定・ガイドライン作成への貢献があげられる。

7 活動業績に対する賞
受賞者氏名 大迫 政浩
賞の名称 平成23年度NIES賞
授賞機関 国立研究開発法人 国立環境研究所
受賞年月日 2012年3月15日
受賞対象 研究所の活動の発展への貢献
授賞理由

東日本大震災からの復旧・復興に資するため、「放射性物質・災害と環境に関する研究」に強いリーダーシップを発揮して積極的に取り組み、政府の復旧・復興政策の基盤となる科学的知見を提供するとともに研究所の活動の発展に大きく貢献した。

6 活動業績に対する賞
受賞者氏名 南齋 規介
賞の名称 日本LCA学会第3回奨励賞
授賞機関 日本LCA学会
受賞年月日 2012年3月07日
受賞対象 産業連関分析法を応用した一連のLCA研究
ひとこと

国立環境研究所では1997年より出版物やホームページを通じて,産業連関分析を用いて算定した財やサービスの環境負荷原単位データを提供してきました。私は2001年より,このデータ整備に関わってきましたが,今日でも多くの方々にデータを利用していただいていることを大変嬉しく思っております。このデー タ整備を通じて得た国内外での様々な経験が,奨励賞をいただける土台となったと考えております。日本LCA学会の規定では,奨励賞はLCAを中心とするラ イフサイクル的思考において独創的な研究による論文、著書等を発表し、将来の活躍が期待できる満40歳未満の者を表彰するものと書かれています。その期待 に応えられるよう、これからも精進していきたいと思います。

5 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 倉持 秀敏、大迫 政浩
賞の名称 Best Paper Award
授賞機関 4th International Conference on Sustainable Energy and Envrionment
受賞年月日 2012年2月29日
受賞対象 Modification of Enzymatic BDF Synthesis by Use of Co-Solvent and Two-Step Reaction towards Fast and High-Yield BDF Production,4th International Conference on Sustainable Energy and Environment, Proceedings , 52-57,2012
ひとこと

受賞論文では、共溶媒を添加して酵素を用いたバイオディーゼル燃料(BDF)の合成を行い、分子熱力学モデルを用いた解析を適用し、共溶媒が酵素の反応活性 に与える影響や副生グリセリン相の粘性の変化を定性的に説明できることを報告しました。また、本成果を用いることにより、BDF合成反応を高速化しつつ、 副生グリセリンを反応系外へ容易に除去できる可能性を示すことができました。BDF合成技術の向上に加えて、分子熱力学モデルによる解析手法が新規かつ有 用な方法として評価されたものと思っています。今後も分子熱力学的モデルから得られる知見を基にバイオ燃料の効率的な製造法を提案し、実証していきたいと 思っています。

4 発表・ポスター賞等(口頭発表に対する賞)
受賞者氏名 石垣 智基、,山田 正人
賞の名称 Award for Excelent Poster Presentation
授賞機関 Korea Society of Waste Management
受賞年月日 2011年11月03日
受賞対象 Nitrous oxide emission from waste landfills in Japan,2011 Spring conference of the Korea Society of Waste Management, Abstracts , 105-106,2011
ひとこと

廃棄物埋立地からの亜酸化窒素の排出挙動は、CDMやNAMAの効果検証も含めて注目を集めている分野であり、多くの方が関心を持って聞いて頂けたことと思います。来年は所内からより多くの方が、韓国廃棄物学会春季大会に参加して頂けることを期待しています。

3 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 石垣 智基、遠藤 和人、山田 正人
賞の名称 第13回環境技術学会論文賞
授賞機関 環境技術学会
受賞年月日 2011年9月05日
受賞対象 微生物の基質利用性・系統分類に基づく最終処分場の安定度評価,J.Environ.Conserv.Eng. ,39 (6), 355-364,2010
ひとこと

著者を代表しまして、関係各位に厚くお礼申し上げます。特に、本研究の遂行にあたっては、地方環境研究所の皆様をはじめ、多くの現場関係者の方々から、試料 採取や解析においてご助言を頂いたり、長時間の議論をともに重ねてきました。改めてご協力していただいた関係者に感謝いたします。  廃棄物最終処分場の廃棄物の安定化は,長い時間を要し,あまりにも複雑で、安定化が達成されたという判断には,より多様な視点に基づく評価方法が必要と されています。今回の論文では、有機物の分解に伴い16S rRNA遺伝子数とその多様性が減少したことを踏まえ、微生物モニタリングによる最終処分場の新たな安定化指標の提案を試みました。この成果は複雑な現象 のほんの一面に過ぎず、最終処分場内の微生物群集に関する知見のいっそうの集積ならびに、多面的な微生物モニタリングが期待されていると感じています。今 回の受賞をはげみにして、微力ながらこの分野に貢献できるよう努力していきたいと考えておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたし ます。

2 活動業績に対する賞
受賞者氏名 滝上 英孝
賞の名称 第20回環境化学学術賞
授賞機関 一般社団法人日本環境化学会
受賞年月日 2011年7月17日
受賞対象 「生物検定法を用いて、廃棄物焼却施設や土壌中からダイオキシン類の計測を行う手法の開発と構築を行ってきた。」
ひとこと

環境化学学術賞は、環境化学分野で研究業績を挙げ、その成果を本会での活動を通じて発表した会員に授与される賞ということで、これまでにダイオキシン類や内 分泌かく乱化学物質等の生物検定法(バイオアッセイ)を共に実施してきた研究所の同僚をはじめ関連研究機関、民間企業等の皆様と受賞を分かち合いたいと思 います。廃棄物中のダイオキシン類やPCBのバイオアッセイはここ数年の間に、公定的な簡易分析法としての採用が積極的に進められてきました。一方で、生 物検定法には本来的な意味で包括的な毒性情報の把握ができるという利点もあり、動物実験の代替手法としての期待も寄せられています。今後もバイオアッセイ の戦略的活用を進めるべく、分析化学の仲間とも連携した取り組みを進めたいと思います。

1 論文賞・著作賞等(誌上発表に対する賞)
受賞者氏名 南齋 規介、中島 謙一、稲葉 陸太
賞の名称 Sir Richard Stone Prize
授賞機関 International Input-Output Association (国際産業連関分析学会)
受賞年月日 2011年6月16日
受賞対象 Improving the completeness of product carbon footprints using a global link input-output model: the case of Japan,Econ.Syst.Res. ,21 (3), 267-290,2009
ひとこと

Sir Richard Stone PrizeはInternational Input-Output Association(IIOA: 国際産業連関分析学会)から授与される最優秀論文賞で,国際学術論文誌Economic Systems Researchに掲載された論文の中から二年に一度,一報だけ選出されます。今年は2009年と2010年に掲載された論文が対象であり,南齋,稲葉, 中島と九州大学の加河茂美氏,早稲田大学の近藤康之氏,米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校のSangwon Suh氏との共同研究による論文が選ばれ受賞しました。本論文では,グローバルなサプライチェーンを加味した日本のカーボンフットプリント(CF)の算定 に有用なGlobal link input-output model (GLIO)を開発し,CFの精度向上に向けたGLIOの活用方法を提示しました。2007年にIIOAからLeontief Memorial Prizeを受賞しましたが,ノーベル経済学者の名の付く両賞を頂けたことは産業連関分析に携わる者として大変光栄に思います。今後とも研鑽を積みたいと思います。