研究メンバー情報

プロフィール

研究メンバー情報

氏名 南斉 規介
ふりがな なんさい けいすけ
所属 国際資源循環研究室
役職 室長
専門分野 環境工学、化学工学
学位・資格 博士(エネルギー科学)
連絡先(E-mail) nansai.keisuke(末尾に”@nies.go.jp”がつきます。)

現在行っている研究テーマ

産業連関表の枠組みに適合した環境負荷の勘定手法の開発と実践

産業連関分析はわが国の「どのような消費によってどういった生産活動が必要になり,それに伴いどれほどの温室効果ガスや廃棄物といった環境負荷が発生するか」を解析するのに適した分析フレームワークです。そのためには,産業連関分析の基盤データとなる産業連関表に対応した環境負荷量の推計が必要となり,どういった考え方で勘定するかが解析結果とその解釈を左右します。現在は,エネルギーやCO2,大気汚染物質に加え,廃棄物や水質汚濁負荷物質を対象とした勘定手法の考案し,実際に推計を行っています。また,その成果はデータベースとしてまとめ広く一般に提供しています。

産業連関分析を応用したLCA(ライフサイクルアセスメント)手法の開発と事例研究

LCAはモノのライフサイクル(生産→消費→廃棄)を捕えてその環境負荷を推計し,どの段階が問題なのかを見つけたり,同じ役割を果たすモノ同志を比較して「ライフサイクルで見てどちらが環境にいいのか」を判断するために有効な評価手法です。産業連関分析はLCAを実施するための手法として大変有効です。現在は,LCAの精緻化と実用性を両立する産業連関分析を応用したLCA手法の開発と事例研究を行っています。

「持続可能な消費」に向けた社会システム等の転換支援のための指標開発

持続可能な生産・消費を実現する社会システムへと転換していくことが重要な課題です。私は特に「持続可能な消費」という概念の元,「今後,私たちはどういった消費へと遷り変わっていくことが必要であるか」を分析することを目標としています。現在,その分析の中で,どういった消費が持続可能に向かうのかを判断するための指標の開発に取り組んでいます。

環境負荷と資源消費から見たわが国の国際ネットワークの同定と解釈

わが国は石油や石炭だけでなく多くの鉱物資源を輸入に頼っています。昨今,食料品,衣類や家電製品にも多くの輸入品を目にしますが,一方で,鉄鋼製品や自動車,家電製品を世界的に輸出しています。輸入品や輸出品の生産,輸送にも環境負荷の発生や資源消費を伴います。現在は,わが国が国際貿易の中で,こうした環境負荷や資源消費を通じて形成している世界各国とのつながりを“ネットワーク”として捉えるためのモデル開発とネットワークの構造に着目した政策的解釈を行っています。

最終更新日:2015年1月26日
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