環境研究基盤の整備

資源循環・廃棄物に係る情報研究基盤の戦略的整備

資源や廃棄物における情報の非対称性とその一方での様々な環境政策・活動への情報的手法の適用の拡大とそれに伴う情報の力 の増大を踏まえ、5年、10年といった中長期視点から我が国やアジア圏における資源循環・廃棄物研究の情報基盤構築を先導する戦略的な整備を実施します。具体的には、我が国における資源・物質利用、廃棄物処理の長期データの整備、資源のフローデータや資源利用に伴う環境負荷に関わるデータ整備、廃棄物等に含 まれる循環資源の賦存量データ整備等を行うとともに、廃棄物の分別区分や有料化等の自治体政策情報の整備や処分費用データ、アジア圏を対象とした国際廃棄 物管理に関わるデータの調査・整備を行います。さらに、地球環境問題や環境リスク等との接点で生じる問題に対する研究の促進と国民的理解向上のための情報整備 と発信を行い、我が国における資源循環・廃棄物研究の中核拠点としての機能を果たします。

資源循環・廃棄物に係る情報研究基盤の戦略的整備

前年度の成果

物質や資源・廃棄物の管理を規定する法令条文800以上の類型や特徴を整理した物質管理方策のデータベースを公開した。また、風力発電や燃料電池などの新エネルギー技術に必要なレアメタルを中心に経年的な国際移動量のデータ収集を行うとともに、時系列データの一貫性の検証を進めた。また、製品中の資源賦存量についてスマートフォンなどの新製品のデータを蓄積した。国際データとしては、東南アジア主要都市の都市廃棄物の性状データを、処理技術の適用範囲等の視点から三角ダイヤグラムに整理した。


今年度の研究概要

5年、10年といった中長期視点から戦略的に構築する必要があると考えられる我が国やアジア圏における資源循環・廃棄物研 究の情報基盤の内容をさらに議論し、今後数年のロードマップを作成する。並行して、国際資源フロー、廃棄物処理時系列データ、アジア廃棄物データなどの情 報集積を進め、優先順位の高いデータベースについて、コンテンツの構成等の設計を行う。